- 2013.10.21 Monday
- 未読感想文:チャーリー ―緑色の淡い色合い― から本来の自分との邂逅を知る。
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山川修平著、チャーリー ―緑色の淡い色合い― は、
突然拾った「宇宙人」をきっかけに話が展開していく。
「宇宙人」はなぜ落ちていたのか。
そもそも「宇宙人」とはなんなのか。
この作品は、否応なしに読者を無限の問いの中に引き込んでいく。
異星人との遭遇率は、1/1000万だという。人間が生まれる確率は1/746兆。
自分が人間として生まれて、異星人に出会うというのは、奇跡以外の何者でもない。
主人公はその奇跡を、物語の冒頭で容易に起こしているにも関わらず、
ごく自然にその奇跡を日常として受容している。
著者は「宇宙人」の存在について、明解な解答を与えていないが、
実は「宇宙人」こそ、主人公そのものなのである。
多くの人は、社会の常識に囚われ、成長の過程で本来の自分を見失っている。
主人公は幸運にも、本来の自分自身と向かい合うことができたのだ。
その証拠に、物語の中盤から、「宇宙人」の存在は静かに消えていく。
主人公が本来の自分自身と同化し、自分の人生を生き始めた証拠であろう。
本来の自分とはなにか、日常に呑まれ、自分のやりたいことが、
自分自身でわからなくなっている。
それが現代というものだ。
真実に目を向ければ、本当の自分など、最初からいないのだ。
現在、自分が生きていること。この文章を読んでいるということ。
それが実のところ、本当の自分そのものなのだ。
本来の自分とは、現在の自分自身を丸ごと受け入れることによって生まれてくるもの。
主人公は、「宇宙人」を当然として受け入れることにより、
現在の自分自身と向き合った。
そして、「宇宙人」と共に、自分自身を丸ごと受容したのだ。
答えは、自分の外にはない。
すべては最初から、自分の内側にあるのだ。
著者が最も伝えたかったことは、そこに収束されるのだろう。
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ちなみに、上記は本を一行も読まずに書いた未読感想文です。事前に知ってた情報は、
「宇宙人を拾う話」
「途中から宇宙人はどっかいっちゃう」
だけw
1日1回心躍ることをするプロジェクトのために、未読感想文を仕上げてみましたw
これから読みたいと思います♪
修平さん、アマゾンであったよw↓
チャーリー ―緑色の淡い色合い― 山川 修平
記事の参考文献:
『「日常の偶然」の確率 あなたが本当の父親じゃない可能性から犯罪の遭遇率まで数字にしてみた』(ティム グリン=ジョーンズ:著、藤原多伽夫:訳/原書房)ダ・ヴィンチ電子ナビ
#1日1回心躍ることPJ - | Tama | essay | 02:00 | comments(0) | trackbacks(0) |
- 2013.10.19 Saturday
- 母がかぼすを唐突に持ってきたことから学ぶビジネスの仕組み
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今日、母がかぼすを持ってきてくれました。10個くらいです。私はかぼすを使うのはサンマにかける時くらいです。サンマを食べるのは3ヶ月に1回くらいです。
サンマを食べるときにカボスがあると使うかというと、基本的に使いません。そう、重い思いをしてはるばる持ってきてくれたこのかぼす、私にはほとんど不要なのです。他にも瓜、オクラ。嫌い、とまではいかないまでも、好んで食べません。とはいえ、苦労して届けてくれたんだから、と思って、なんでも受け取っていた頃、ネギの鉢植えを受け取ったことがありました。室内に置いていたら、数日後、黒い小さい虫がびっしりネギについていて、部屋中ムシだらけになっていました。それに時間についても。
今日は13時に駅で待ち合わせの予定でした。私はそれに合わせて、図書館に登録に行ったりいろんな用事を済ませる予定でした。母から電話があったのは12:20。ウガンダ少年兵の本や、イベントの資料など渡そうと思って用意していたものも渡せず。。結局、一緒に行こうと話していたのに、先に行ってもらうことになりました。よく考えてみると、これって間違ったビジネスそのものなんですよね。母=販売者 私=顧客の立場で物事を考えてみます。■販売者(母)の視点・とにかくたくさん持ってきた・早く行ったほうが自分にとって都合がよかった(何時に行っても変わらないだろう)・重い思いをして、遠くからはるばる持ってきた=こんなにたくさん、あなたのためにしてるのだから、感謝しなさい(販売者として買え、という姿勢)■顧客(私)の立場・こんなにいらない・こちらの都合が考えられていなかったため、予定が狂ってしまった。(渡したかったものも渡せなかった)=むしろ何もしないで欲しい(顧客として、去って終わり。二度とその店に行かない)親子の関係なら受け取って終わりですが、こういう販売者がいたら、そのビジネスは成立しないと思うのです。理由は、顧客が何を望んでいるかを真剣に考えていない、ということです。と、同時に、実は気づかないうちに販売者としての機会も損失しているのです。■販売者(母)の機会損失・イベントの資料をもらえなかった(顧客と再度会えるはずの機会の損失)・NYのおみやげを受け取れなかった(価値の受取機会の損失)・娘と話す時間がなかった(顧客とのコミュニケーション機会の損失)これは人間関係にも言えることです。私は獣医だったこともあり、骨標本などが好きですが、出産祝いに骨標本を持って行って喜ぶ人は、(あんまり)いないと思います。たぶん、ビジネスを成功させられる人は、人間関係の面でも、良好な関係を築けているのではないでしょうか。インターネットが発達して、多くの人と繋がれるようになった今、一度も会ったことがない人と強固な信頼関係を結ぶことも可能です。相手を思いやる。相手が喜ぶことを本気で考えられる視点。
そこがこれからの社会に最も求められていることです。余談ですが、母は巨峰や梨も持ってきてくれたわけで、果物は私の好物なので、そちらはとても嬉しかったです。メールを送っておきたいと思います。(でも、なぜか2個だけ入った干し柿はいらない。。)とりあえず、母には添田まり子さんの「momへ」という本を贈ろうかと思います。momへ 添田まり子 - | Tama | essay | 13:49 | comments(0) | trackbacks(0) |
- 2013.10.17 Thursday
- 生命の基本単位、「細胞」を内側から知る。
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生物学の定義によると、生命の基本単位は「細胞」であるとされる。
アートコンプレックスセンターで展示中の作品、「細胞膜」は、人がだいたい1人入れる程度の大きさとなっています。人間が決めた「生命」の1単位、細胞。ヒトが自分と感じる1単位を包みこんだ世界。
でも本当は、細胞はこの瞬間も死に続けているし、生まれ続けている。
すべての細胞が死んで、自分というものがなくなっても、自分をかつて構成していた原子たちは残っている。そして、自分が死んだ後も、自分以外の新しい細胞を形作る。
- | Tama | Art | 08:02 | comments(0) | trackbacks(0) |
- 2013.10.16 Wednesday
- たとえば、缶の中に入った時の感覚。「!」。その感覚が作品です。
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優勝したらNYで企画展!アートコンプレックスセンター@四谷でのアートコンペが始まりました。
私の出品作は1点。タイトルは「細胞膜」
裏っ返しになった”もしもBOX"状で、中に入って見ていただく作品になります。
たぶん、中に入ると一瞬だけ「!」とすると思うのですが、それがこの作品の価値です。
その一瞬だけ湧き上がる「!」を、うまく自分の中に捕まえて留めていただけたら嬉しいです^^
内側から。細胞膜
The cell membrane180cm×60cm×60cm
Japanse Ink, Fablic paint, Japanese paper, 2013
■作品紹介今まで出会ったアートのうち、印象に残っているものを10個あげられますか?
私は、今までに少なくとも20回以上は美術館に通い、小さなギャラリーには50以上訪れていると思います。でも、すぐに10個というと、なかなか思いつきません。大好きなシャガールの展示ですら、覚えているのは「白い大きいやつ」「赤と白のシマシマのやつ」くらいです。
なぜ、多くのアートは記憶に残らないのか。
それは、「鑑賞」が受け身だからです。
多くの美しいアートはただそこに在るだけで問題提起となり、鑑賞者の創造性をかきたてますが、時にそれはただ一方的な発信となり、鑑賞者はアートからのメッセージを受動的に受けるだけになります。
義務的に与えられた教育の多くが、生徒にとって具体的に使える知識となっていないのと同様に、一方的な発信であるアートは、鑑賞者になんの変化ももたらしません。
自然が無上のアーティストであることは、殆どの人が納得のいくことだと思いますが、自然がアートであるのは、そこに鑑賞者への圧倒的な「体験」を賜るからです。
海に沈む真っ赤な夕焼けを見ながら、消費税増税を心配する人はいないし、宇宙から地球を見下ろした時に、将来年金がもらえるかを心配する人はいないのです。
美しい自然は、ただそれを味わうだけで十分に価値のあるものなのです。ただ自然は、自然であるがゆえに、東日本大震災のように、人を災厄にも巻き込みます。
アートは、人が創るものゆえに、人を苦しめることなく、美しい体験に人を巻き込むことができます。
私が創りたいのはそういう作品です。
鑑賞者を当事者として巻き込み、体験として五感で感じられるアートです。
体験は、鑑賞者を「いまここ」の瞬間に還します。
そして、体験として鑑賞したアートは、鑑賞者の中に確かに内在し続け、たとえわずかな光であったとしても、日常生活にも変化を与え、それが他者へと連鎖するのです。
自然の中での美しい体験が、その人の生活を真に豊かにするように。
真のアートの価値は、新しい価値観をどれだけ多くの人に与えられたかに比例し、どれだけ多くの人を豊かにできたかに比例すると思うのです。
こちらの作品、「細胞膜」は中に入って体験するアートとなっています。
触れていただいて構いませんし、写真を撮ってブログなどに載せたりしていただいても大丈夫です。
ぜひ、あなたの感じた「体験」というアートを、身近な人たちにシェアしていただけたら嬉しいです。
- | Tama | Art | 00:33 | comments(0) | trackbacks(0) |
- 2013.10.15 Tuesday
- 神経細胞アートがCDアルバムのジャケットに!「梅原千也アルバム11月末発売決定!」
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ライブを振り返る、カフェで個展でパーティ編
http://ameblo.jp/ame0510/entry-11637449708.html
なんと!梅原千也さんの12月発売のアルバムCDに、絵を使っていただけることになりました!
梅原さんの公式HPはこちら
http://amestrobo.com/
音源も聞けるので、良ければ覗いてみてください。
今はライブでしか販売してませんが、今後はAmazonなどでも販売されるようです^^
メジャーデビューしたらプレミアがついちゃうと思うので今がチャンス!
今のうちに会場でサインしてもらってください☆
そんな梅原さんが出演するトーク、ミュージック、アートのコラボイベントが11/14(木)に中野のJunction Cityというカフェで行われます。
追ってご連絡しますので、多くの方が来てくれたら嬉しいです♪
梅原さんのブログの写真、私が撮ったやつ! - | Tama | essay | 00:36 | comments(0) | trackbacks(0) |
- 2013.10.10 Thursday
- ニューヨークのギャラリーを写真で紹介2013
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2013年9月、1週間ほどNYに行ってきました。 目的は、展示してくれるようなギャラリー探しと、NYのアートの研究。
ギャラリーは撮影が可能なところがほとんどだったので、その一部をご紹介です。
2013 The artworks in NYC
https://www.facebook.com/tama.medama/media_set?set=a.10200644161008312.1073741831.1288908954&type=3ウォールアートが美しい5poinz
https://www.facebook.com/tama.medama/media_set?set=a.10200644031805082.1073741828.1288908954&type=3下記は私のお気に入りの一つ
2013 LYONS WIER Gallery, NYC
https://www.facebook.com/tama.medama/media_set?set=a.10200644054805657.1073741829.1288908954&type=3http://www.lyonswiergallery.com/
動画はこちら
2013 BOSI contemporary, NYC
https://www.facebook.com/tama.medama/media_set?set=a.10200644022524850.1073741827.1288908954&type=3BOSI contemporary
http://www.bosicontemporary.com/2013 Sucks Either Way Inventory, NYC
https://www.facebook.com/tama.medama/media_set?set=a.10200644067445973.1073741830.1288908954&type=3Mighty Tanaka LLC
http://www.mightytanaka.com/なんとなく、ニューヨークというとSOHOが有名ですが、現在は賃貸料が高くなったことも原因で、主だったギャラリーはチェルシーに移動したようです。
SOHOは村上隆とか、シャガールとか、私でも知ってる有名ドコロを扱っているところもあり、なんか外観含めてハードル高かったです。
(受付の人、こっち見向きもしないw)チェルシー以外にも、LESやDumboにもギャラリーが多くあり、面白かったです。土日が休みなところもあるので、行かれる場合は平日に行きましょう。
あとはアートフェスタなどもあちこちでやっているので、それに合わせていくのもいいかも^^私が行った時は、運悪くお休み時期のギャラリーが多かったです。
ユダヤ人のオーナーが多いということだったのですが、ユダヤの祝日の時期みたいなのがあるのかもしれないです。NYのギャラリーは空間の使い方が非常に精妙で、作品が本当に美しく展示されてました。空間と作品が一体になっているというか。今後展示する際は、そういうことも心がけたいですね^^
また、MoMAは金曜日の夕方以降はFree、グッゲンハイムは土曜日の17:45以降がFree(ただし、制限しながらの入場で、19:15以降は入場不可。並んでいる間に時間になるとそこで締め切りになります)、Whitneyは金曜18時以降は任意の寄付金での入場となります。(2013,9現在)
こういうDiscountシステムがあると、多くの人がアートに触れやすくなっていいですよね☆私のFacebookはこちら^^
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- 2013.10.09 Wednesday
- 優勝者はNY往復チケット+現地ステイ費用!The Artcomplex Center of Tokyo×C/LABORATORY主催公募展
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ニューヨークに行きたいかーー!!
行きたいです!(先月行ったけどww)
そんなわけで、The Artcomplex Center of Tokyo×C/LABORATORY主催公募展の10月会が始まります。
ARTLABO X 10月回
2013年10月15日(火)〜20日(日)
11:00-20:00 最終日は17:00まで
Party 10月19日(土) 17:00〜20:00■展示場所
The Artcomplex Center of Tokyo (ACT) スペースACT1
http://www.gallerycomplex.com/
〒160-0015 東京都新宿区大京町12-9 TEL/ FAX 03-3341-3253■出展作家
- amemiya yuka
- amesito
- ERIKO SHIMIZU
- 藤井豊
- HAMU
- 稲垣弘子
- 井上誠
- コヤマン
- 宮城澄
- MRK
- Ram
- たま
- True Style Lab. / Miss. Tea
- 植草夏海
- 渡辺洋子
- 山上旭陽
■投票締切は10月20日 17:00まで受付
・・・投票!?
投票!?投票!?
よくわかんないですが、最終選考に向けて投票があるみたい。そんなわけで、サクラになっていただけるような訓練されたお客様を随時募集中です!
投票の仕方はわかりません!現地で、なのかな?分かり次第、ここに書きますー♪^^
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- 2013.10.07 Monday
- アートワークをクリエイターズNAVIのブログに紹介されるには?
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クリエイターズNAVIって知ってます?
私は知りませんでしたw長らく放置していたTwitterに久しぶりに写真を載せたら、Twitter経由で連絡くれました。
★ご招待★【 108人目 】こんなデザイナーがいた! ( ・∀・)ノノ
掲載条件は掲載先にクリナビへのリンクを貼ること。気になったら連絡してみましょう♪
そんなわけで、私のFacebookやHP、このブログにもクリナビのリンク貼ってます。(分かりにくいけど。。w)Twitterも昔は怖いなぁ、なんて印象ありましたが、意外とTwitterで出会った友達との絆が深まって、新しい世界が見えたり、ネットのすごさを感じてます。ネットだろうがリアルだろうが、発信している人の言葉を見ると、つながっていくかどうか、一過性のすれ違いかどうかって分かるもんだね。
初めてFlashでアニメを作り始めた頃、見知らぬ人からメールをいただいたのが励みになったのを思い出します^^Facebookはこちら^^
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- 2013.10.06 Sunday
- 登山家でない普通の人が登れる最高峰の山ーキリマンジャロに安く行く方法。
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答え:友好都市の助成金を使う
愛知県小牧市に在住、在学、在勤の方であれば、タンザニアのモシ市宿泊で5万。団体なら50万の助成金が出るんですって!小牧市のHP
http://www.city.komaki.aichi.jp/koryu/toshi/001802.html
小牧市にお住まいの場合は、アメリカに行くときも助成がでるみたいですよ!
まぁ、上記は小牧市だけですが、自分の町でもこんな助成をやっているかも。
ちらっと調べてみるといろんなお得情報が出てくるかもしれません^^
モシ市はキリマンジャロ登山に行く際に拠点となる、キリマンジャロの麓の町です。
ツアー金額はだいたい5〜7泊で10万円(2年前の基準なので、今はインフレでもっと上がってるかと思いますが、目安がこのくらい)
登山のために観光客も多いですが、まだまだ詐欺被害も多い地域。
ツアー金額は、よほど信頼できる会社でない限り、事前振り込みはやめましょう(従業員の持ち逃げなんかもあるんです〜)
モシ市内。クロックタワーがある。
タンザニアは全般的に車を飛ばして割り込もうとするのがデフォなので、交通事故には十分気をつけましょう!
上から見ると、なんか茶色なモシ市。
モシまで来たら、サファリは絶対お勧め!
↓こんな写真が自分で撮れちゃいます☆
https://www.facebook.com/tama.medama/media_set?set=a.2029625222124.2098129.1288908954&type=3
Facebookはこちら^^アルバムからアフリカサファリの写真がみられます♪
https://www.facebook.com/tama.medama
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- 2013.10.05 Saturday
- 子どもを兵士として教育するために、まず親を殺害させる(ウガンダのこども兵の実情)
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ウガンダでは、子どもを誘拐して兵士として教育するために、自分の両親や友人を殺害させたり、自分の村を焼かせたりするんだそうです。
自分の身近な人を殺した子どもは、誰かを殺害することを恐れなくなる。また、村を焼かせることで帰る場所をなくし、逃げ出せないようにするんだとか。
日本に生きていると、「安全」というのが非常に大きな価値であることを忘れがちです。危険な国で安全を求めようとしたら、ボディガードを雇ったり、高級ホテルに泊まったり、結構お金をかける必要があるのに、日本では知らないうちにそれが手に入っている。
それでも、本を読んでいてすごいな、と思ったのは、人間の生命力。
ある子どもは誘拐されるときに、大好きなお母さんを殺すように言われますが、お母さんも自分も、生命だけは助けて欲しい、と思ったそうです。そこでナタを渡され、お母さんの手首を切ることを強要された。お母さんの手を切り落とした後、さらにお母さんを殴ることを強要され、お母さんが気絶したおかげで、お母さんは生命が助かったんだとか。
この極限状況で、それでも「生きたい」って思えるのか、と衝撃でした。
ぶっちゃけこの本、送料込みで中古なら300円未満とかで買えるんです。自分もそうしましたし、読後は友達に渡しちゃいました。でも、そうして人に勧めてまわしていって、多くの人がこの実情を知り、またその人達がこんな感じでブログやTwitter、Facebookで紹介したりしたら、知ってる人が増えますよね。そう思って、私もこれを書いています。
この著者である鬼丸さんは、いろんなところで講演などもされてます。ただ、講演などをしても、集まった人が聞くだけで終わってしまう、その時だけで終わってしまうということがあるそうなんです。つまり、具体的な行動につながっていかない。行動を起こさないと、結局忘れてしまう。
いや、行動といっても、今すぐウガンダ行けとか、すぐ本買え、寄付しろ、とかじゃなくていいと思うんです。そうじゃなくて、ただ”LIKE”を押す、とか、Twitterで本のタイトルつぶやく、とか。この本の著者である鬼丸さんが理事を務めるNPO法人、テラ・ルネッサンスについて「いいね」する、とか。
自分が関わろうとする小さい1アクションでいいと思うんですよね。だって、彼らが気の毒で何かしたいと思っても、自分一人で全部抱えられないし、すべての団体に寄付出したりできないし。でも、ちょっと関わったという行動が、別の人の1アクションを促すこともあるわけで。
そんなわけで、テラ・ルネッサンスについて、リンク貼っておきます^^
よければ「いいね!」してってね☆
特定非営利活動法人 テラ・ルネッサンス
https://www.facebook.com/terra.ngo?fref=ts
この本の中で、ある元子ども兵の子が言ってました。「すべての争いは、お互いが知らないからこそ起こることだと思う。だから僕は世界中を旅したい。そしていろんな人のことを知りたい」
これ、私と同じだなぁと。
世界は本当に多様で、人間の生き方も多様で、マサイ族は野菜食べなかったりするし(ミルクと肉だけ)、そういうの楽しいです。人類全員と話すことはできないし、すべての国と地域に生きてる間に行くことはたぶん不可能だから、結局「分からない」ことが分かるだけかもしれませんが、それでも、多くの国と地域を知りたいです。
そして、私は日本に生まれていて、発信していける技術があるわけなので、なるべく発信していこうと思っています。
私のFacebookアドレス
https://www.facebook.com/tama.medama
よければ遊びに来てください♪ - | Tama | books | 07:55 | comments(0) | trackbacks(0) |