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2013.08.19 Monday
生まれ変わりカフェ、壁画展示の様子(動画)

撮影:Mr.Toba Nobuyuki


訪れた人を作品の一部にする「生まれ変わりカフェ」

多くの人が訪れ、新しい可能性をあなたに提供しつづけるJunction City

ぜひ心身ともにリラックスし、自分の中の可能性の開花を許容してほしい。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

展示場所:Junction City
〒164-0002 東京都中野区上高田3-37-7サクラディア B1F
西武新宿線 新井薬師前駅 南口から徒歩2分
営業時間/ 14:00~23:30 不定休
http://www.junctioncitytokyo.com/Photo_%26_Cafe_%22Junction_City%22/Home.html

展示期間:無期限(〜カフェがなくなるまで)

| Tama | Art | 21:34 | comments(0) | trackbacks(0) |
2013.08.06 Tuesday
アートを「圧倒的な感覚(感動)による表現」と定義して「定義」についてちょっと考えてみた場合。
アートとは何か。
いったん、「圧倒的な感覚(感動)による表現」と定義してみる。

私自身、ある時、自身の聴覚が異常に開いて感じた時がある。
毎日聞いている音楽が、いつもの曲とは思えないくらい複雑で色んな音が交じり合っている状態に感じ、本当にいつもの曲なのか、思わずWindows Media Playerの曲名を確認したほどだ。
そしてその美しい音の世界に感動した。
人と自分の脳を入れ替えて人の感覚を体験することはできないから、もしかするとすでに他の人の聴覚はデフォルトでその状態で、自分だけが今まで本来聞き取れる音階を取捨選択していただけで、その時、初めてその取捨選択をやめただけだったのかもしれない。
ただ、それは自分にとっては圧倒的で、電気信号として脳で感知している世界が、
いかにたやすく、世界をまるで違うものに変えることができると知った瞬間でもあった。

その世界は、言葉では表現できない。
言葉で表現しようとすると、本質の外観をかするだけになってしまう。
その時に出てくるのが、感覚として直接叩きこむ姿勢、アートなのではないかと。
だから、アートを行うものは、人に分かりやすくするのではなく、自分が感じた世界と等しいものを再現する姿勢がまず第一だと。
(聴覚で感じたものを絵にするのだとしたら、それは共感覚に近いかもしれない。
 自分で感じた感覚を他の感覚に置き換えて表現するということ。
 黄色い声援って別に声はもともと黄色くないよね?っていうとわかりやすいかも。
 でも、この表現で、少なくとも日本人はわかる(人が多い)。
 http://opac.kansaigaidai.ac.jp/cgi-bin/retrieve/sr_bookview.cgi/U_CHARSET.UTF-8/DB00000199/Body/r086_02.pdf
 共感覚について、なんか面白そうな論文を見つけたので、これはあとでじっくり目を通したいと思います^^)

そうしてできたアートを、より汎用的なものにするためにアートを行うものと
それを味わうものをつなぐのが、批評家や画廊の役割の一つだと思う。
(これについては、自分の考えと批評家の役割を美術誌『6月の風』に以前、寄稿させていただいた)

そのアートが世の中に役に立つかどうかはまた別の議論でそもそも「役に立つ」って何?ってところから始める必要があるかもしれない。

「人の思考に別の視点としての可能性を与えること」であるなら、
Junction City(中野のカフェ)はすでにアートであったし、今回の私の作品もそれに付随するアートになる。

私は自分の作品がアートであるかどうかにはあまり興味がなく、
そもそも「定義」や「分類」というのは、誰かが便宜的につけたものに過ぎないということ。
存在には本来、そもそも意味や分類などなかった。
生き物が存在する意味など、そもそもなかったはず。
そこに意味があると感じ、意味を求め、定義するのは、定義したい人(定義することを選択した人)なのだ。
食物とうんこを明確にわけられないように、(大腸に入ったらうんこ?じゃあ、そもそも大腸ってどこから?)
本来、定義できないものを定義しようとして切り離せない綻びに苦しむのが、人間、と定義できるのかもしれないw

アートについての思考は、自分に
「自分の意見」なのか、「一般的常識なのか」「誰かのセリフや本の受け売りママ」なのかを見つめ直し、思考を整理させてくれた。

常識も誰かの言葉も毎日流される情報も、それは平等に対象を表す断片であり、
その組み合わせから対象を定義するのは、常に自分自身に委ねられているということ。
そういう意味で、人間の思考は本来、非常に自由なのだ。
ただ、脳みそに楽をさせたいのであれば、すでに提唱された誰かの思考をママ自分のものとして提唱する、という選択も可能。つまり、思考は囚われるも囚われないも本来自由なのだ。
| Tama | Art | 11:46 | comments(0) | trackbacks(0) |
2013.08.05 Monday
生まれ変わりカフェ 〜真の幸福とは何かについての調査研究〜
 この展示を始める前、絵のラフとしての形状は考えていなかったが、
コンセプトとして思い浮かんだことがある。

それは、「生まれ変わりカフェ」というキーワード。

モンゴルの観光地ハラホリンの近くに、トッフン僧院という場所がある。
片道1〜1時間半、山腹から馬に乗って向かう僧院の裏手の崖の上には、「生まれ変われる」洞窟がある。
Mother's Womb Cave(子宮の洞窟)と言われる洞窟は、人が体一つ入るほどの狭い洞窟で、男性は時計回り、女性は反時計回りして出てくることによって、現世にいながら、新たに生まれ変われるという。
トッフン僧院
Mother's Womb Cave

トッフン僧院

Junction Cityの名の通り、ここには多くの人が集まる。
このカフェを交差点として、集まった人たちがつながり、予想もできないつながりから、自分が考えてもいなかった道、可能性を引き出される。
また、リラックスしている時、人のインスピレーションはより良くかき立てられる。

カフェというのは、腹を満たす、喉を潤す、足を休める、そのような役割もありながら、少し視点を変えると驚くほどいろんな「つながり」がある場所なのだ。
自分が望み、その可能性があると知れば、自分の住んでいた世界とは違う世界の住人と交差することができる。
(事実、私がウナックサロンでの展示を行えるきっかけを与えてくれたのは、六本木のカフェで出会った人々とその場所を提供してくれたカフェであった。
よし、『かふぁぶんな』に近いうちご挨拶に行こう。)
Junction City
店内の様子。写真は店内展示時。

今回の作品は自分の絵の部分が作品ではなく、産道のようなイメージでいた。
Junction Cityという子宮の混沌に触れるために、絵はその導入の一部にすぎず、作品の本質はこの場を訪れる人々であり
変化を持ち帰る人たちである。
絵は作品全体の中で、作品をより豊かにするために、多くの人をこの場所に誘うための導入としての役割を果たす、ということ。

それゆえ、この作品には終わりがなく、常に変化し続ける

Junction City

絵の描き終わりの段階で、オーナーと話をした。
何がきっかけで話が始まったのか、あまり覚えがないが、非常に印象に残っているのが、「幸福というものを定義し、作品によって仮説・検証してもよいのではないか」という点。

今回の作品のテーマについて、「Junction City」という場とオーナーのご夫妻は起点となる非常に重要な役割を担っているとう認識でいたが、それを身をもって味わえた気がする。

Junctionと名付けられたことからも鑑みると、このカフェは飲食物の提供に終わらない。
カフェがつながりを提供する場でもあるとしても、それはどことなく利用者自身の積極的な態度に依存することが多い。
しかし、このカフェは、より積極的に人をつなげるという姿勢がある。
それが気づけば利用者にも伝染し、定期的にカフェに情報を持ち込むことで、カフェはよりその提供の幅を広げていく。
そんな連鎖が、すでにこのカフェで生まれ続けているのだ

トッフン僧院のように馬に乗って行く必要はない。
ここは新宿から20分前の新井薬師前駅から徒歩3分の場所。
また、トッフン僧院の洞窟のように回っただけで、あとは何者かにお任せするものではなく、自身が自ら積極的に変化したいと望むのであれば、驚くほどのつながりを受け取れる。
もちろん、カフェの一つの機能として、美味しい料理を楽しみリラックスすることもできる。
(あ、玄米カレーまじうまいっす^^w)

そうして、このカフェを起点に、自身を見つめなおし、今まで気づいていなかった自分の一面に気づき、自分の変化を、五感と囚われから離れた自身の思考によって明らかに実感してほしい。
これはそういう作品。

この作品を心から味わいつくしたいのであれば、どうかそのつながりの姿勢をもち、このカフェにいる人に自分から積極的に向かっていってほしい。
そこには、必ず受け入れてくれるオーナーご夫妻という確かな核があるのだから。

展示場所:Junction City
〒164-0002 東京都中野区上高田3-37-7サクラディア B1F
西武新宿線 新井薬師前駅 南口から徒歩2分
営業時間/ 14:00~23:30 不定休
http://www.junctioncitytokyo.com/Photo_%26_Cafe_%22Junction_City%22/Home.html

展示期間:無期限(〜カフェがなくなるまで)

Junction City

〜謝辞〜
今回、このような場を提供してくださったJunction Cityおよび、オーナー、塚本ご夫妻に心よりの感謝申し上げます。
また、乾きや匂いに配慮した画材についての情報をくれた先輩、作品を楽しみにしているといつも声をかけてくださる皆様、実際に足を運んでくださる方々、また、このページを目にとめ、ここまで読んでくださった方々に、感謝したいと思います。

このカフェを最初に体験した私自身は、
「幸福というものを定義し、作品によって仮説・検証してもよいのではないか」
というテーマに非常に魅かれるものがあったので、何十年か前に書いた卒業論文の形状を元に、論文形式に作品自体が提唱する仮説を検証・考察してまとめようと思います^

ありがとうございました!^^
| Tama | Art | 10:10 | comments(0) | trackbacks(0) |