- 2009.12.11 Friday
- 七回死んだ男
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1日を9回偶然的に反復して生きることのできる主人公が、死んでしまう祖父をなんとか生きられるような未来を作ろうと試行錯誤する話。
この人の本は初めて読んだわけだが、文体が古典的重さとふわふわとした現代的軽さが混在していて、正直あまり自分好みではなかった。けど、ストーリーが圧倒的に面白い!
それに文体については、作者の強烈な個性なのだと思う。漫画家さんの絵が、1カットだけ見てもその人のものだと分かるような。古い作品なので、現在の作者がどのような文章を書くかは分からないのだけど、次の作品を知らずに手に取ったとしても、その作品が「七回死んだ男」の人のだ、とすぐに気づくと思う。
惹きつけられるタイトルと共に、思わず手に取りたくなる1冊。 - | Tama | books | 21:23 | comments(2) | trackbacks(1) |
- 2024.01.10 Wednesday
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お気軽にどうぞ。
- 藍色, 2010/03/27 12:54 AM
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こんにちは。
コメントありがとうございました。
トラックバックしてみました。
いろんな本を読んでらっしゃるようですね。
最近よく東野圭吾を読んでるのですが、まだ自分が読んでないものの記事が多くて面白かったです。
(ちなみに今は百夜行を読んでます) - たま, 2010/03/27 10:34 AM
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